映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の感想
ハリーポッターはおもしろい。
しかしながら、映画版は1作目「賢者の石」がもっともおもしろく、以降はややダダ下がり気味だったと感じている方もおおいと思う。かたくなに下降トレンドを維持する株価チャートに傾向が重なり気味だ。
そこで、4作目の「不死鳥の騎士団」をとりあげる。なぜか。
それは、ダダ下がりチャートのなかで唯一の反発局面だったと思うからだ。1作目の出来にちかいところまで盛り返した感のある傑作だった。
その最大の功労者は、本作が初登場となるLunaLovegood役を演じたイヴァンナ・リンチの存在だったかも知れない。
落ち着いた口調が特徴で、多弁な生徒が多いホグワーツ校でイイ感じの異彩をはなっている。この作品における最高の場面でも彼女がからんでいるのだ。
生徒たちが独自に魔法のトレーニングを秘密の部屋でおこなっている場面、イヴァンナ・リンチのつくりだしたウサギのような精霊がへやを飛び跳ねまわるシーンがそれだ。
ちなみに、「不死鳥の騎士団」は非常におもしろかったので劇場で14回も観てしまった。タイプミスではない。"14回"だ。
とにかく素晴らしいのひとこと。
ハリー・ポッター映画の5作目以降について
残ねんながら、ふたたび下降トレンドを継続してしまった。5作目については何一つおぼえていない。
また、6作目だったか、これを映画館で2度観たものの、2回ともに途中で寝てしまった。最後までみていない。
しかたなくツタヤで同作品をかりてきたのだが、開始20分くらいで部屋のそうじをはじめてしまう始末。退屈でそれ以上は観れなかったのだ。
7作目が最終作なのだろうか?ただただ陰気な作品くらいの薄っすらとした感想しかない。
だからこそ、4作目の「不死鳥の騎士団」がわたしのなかではハリーポッター映画・最後の大きな勝利といえる作品なのである。